RC鏡筒の光軸調整・写真撮影のソリューション
M90ネジRC鏡筒用ラック&ピニオン2.5インチ接眼部
M90ネジを持つ屈折望遠鏡鏡筒用のラック&ピニオン2.5インチ接眼部をRC鏡筒でも使えるように改良したものです。
Teleskop-Service取扱いのGSO製のRC鏡筒において、光軸調整とその再現性を保つことは、ユーザーにとってかなりの難題でした。
8インチ(20センチ)、6インチ(15センチ)の鏡筒は、接眼部とM90ネジを介して接続されていますが、光軸調整のために
「M90RC接眼部用光軸微調整リング」を装着するのは、一般的な方法としてなりつつあります。
ところが、この調整リングを装着しても光軸の「再現性」に関しての問題は解決しません。
この理由は、接眼部のテーパーの造りにあります。
接眼部の取付け時に、この部分が傾いてしまうため、延長筒の取付取外しの際に光軸の再現性が全く保証されないのです。
これを解決するため、「
GSO製RC用M90回転装置」等を用意してきましたが、光軸の再現性は、高まるものの、完全ではありませんでした。
そんな中、「M90ネジRC鏡筒用ラック&ピニオン2.5インチ接眼部」がリリースされました。
この接眼部は、テーパーを使っていませんので、鏡筒と接眼部の取付精度は、純粋に機械加工精度に依存します。
RCの光軸調整において、変動要素を減らすことに貢献しますので、光軸調整はより簡便になることが期待できます。
また、2.5インチサイズの接眼部はM63ネジを備え、フルサイズセンサー用のレデューサー、フラットナーを使用することができます。
新しいM68アクセサリーなどでケラレの無いシステムを構築できます。
なお、鏡筒との接続については25㎜の延長筒は必須となります。
繰出し距離:53㎜
最大光路長:178㎜
10:1微動装置付
2インチ→1.25インチ変換アダプター付
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ZWO社製EAFの取付
標準付属品で取り付け可能です
1) 微動装置の付いていない側のフォーカスノブを取り外します
2) フォーカス軸の径を確認します(実測値で6mm)。EAF標準付属のカプラーが使用できます
3) EAF標準付属のカプラーが使用できるので仮止めしておきます
4) テンション調整兼ロックネジの反対側にあるネジ穴の目隠しとなっているイモネジを外します
5) イモネジの長さが充分に短く、これが何かを押さえたり固定するのに使われていないことを確認してください
6) EAFに標準付属しているブラケットの真ん中の長穴に標準付属している六角ボルトを通して、イモネジを外したネジ穴にねじ込みます。(仮止め)
7) EAFとカプラーを付属のヘックスレンチで締めて 3)で仮止めした場所も併せて固定します。そのあと6)で仮止めした六角ボルトを締めて固定します